フードロス削減って何のため?
もったいなから? 子ども食堂や経済的に苦しい母子家庭を支援するため?
そんな間違った認識を持っていませんか?
フードロス削減は無駄な消費をなくして世界の食糧分配の不均衡を是正することで、飢餓、環境、紛争の問題を解消しようとする壮大で国際的な取り組みの一つです。
Contents
フードロス削減の本質
フードロス問題の本質は、発展途上国(特にサハラ砂漠以南のアフリカの国々)の飢餓を撲滅すること、そして無駄な消費による環境負荷を軽減することにあります。
フードロスが多いと輸送とかで二酸化炭素が無駄に出るとか、そいういうこと?
そうだね、捨ててしまう過剰な食品生産の過程でたくさんの二酸化炭素が無駄に排出されているよ。
そして生産だけでなく輸送にも廃棄にも、石油やガスなどの天然資源も使われるし、ごみ処理には税金も使われるよね。
環境の話は何となくわかるんだけど、アフリカの話はピントこない。
フードバンクをサポートするために食品を寄付しようという動きは知っているけど、日本国内の貧困家庭支援するしくみであって、アフリカに食べ物は送らないですよ?
貧しい国で飢え死にする人がいて可哀そうだから豊かな国で食べ物を捨てるな!という気持ち的な話かな?
気持ちの話だけではないんです!
日本で食品廃棄を減らすことはアフリカに食糧を届けることにちゃんとつながっているんだよ!
食べ物を余らせてから貧困家庭に寄付すれば飢餓が解消されるということではなく、余らせずに必要分だけ買う、その行動の継続で貿易のバランスを最適化しようとすることに、世界的なフードロス削減の意図があります。
食糧貿易のアンバランス
世界の食糧の多くが、より多くの利益を出すために労働コストが安いで国で作られ、売値が高い先進国にどんどん輸出されていきます。
その結果、先進国の住人が生きるために必要な分以上の食糧が先進国に流れていきます。そうするとどうなるか…
| 食糧が余る先進国では | 食糧が足りない発展途上国(特にサハラ以南のアフリカ)では |
| ・栄養のとりすぎによる肥満や生活習慣病の増加 ・食品廃棄による環境負荷 (二酸化炭素排出、天然資源の無駄遣い) ・食品廃棄(ごみ処理)のための税金の無駄遣い | 【大人たち】 自国の飢餓改善のための国内消費向け農業よりも、 先進国へ輸出される産業に低賃金で駆り出されている。 (農業、漁業、鉱業、製造業…多くの産業は輸出前提) 【子供たち】 水汲みなどの家の仕事を担い、 学校教育を受けることが難しい。 |
教育を受けられる機会を増やそう
教育を受けられない子供が大人になったら、また輸出のための低賃金労働に向かうという悪循環が続き、なかなか貧困から抜けられません。 大人にも子供にも自分たちの生活や生産性を改善する知恵を育む教育が必要です。
教育を受けるだけの時間的余裕を得るには、まず食料不足を解消し、飢餓死の危機を遠ざけなければなりません。
日本でのフードロス削減がアフリカに与える影響
日本でフードロスを削減の効果は、アフリカの産業のすべてを網羅するものではありませんが、少なくとも世界の食料輸出入のアンバランスを是正する効果はあるはずです。
日本は現在年間約5千万トンの食糧を輸入しています。
食糧自給率が低い日本だから輸入が多いのはある程度しょうがないことではあると思います。
しかし、5千万トンも輸入する必要はないということは、フードロスの多さを見れば明らかですね。
日本で食べられずに廃棄される食糧は年間700万トンにも及ぶそうです。
ということは、単純計算で日本は700万トンも余計に輸入していることになりますよね。
それはどこか外国の貴重な食糧700万トンをその国よりも高く買うことで無駄に奪っていることと同じです。
日本のような過剰輸入をする先進国が高いお金を出して輸入する食糧を減らせば、
もう少し安く買う国に食糧が売られるようになります。
それまでその国が買っていた少し安い食糧は、さらに安く買う国に売られるようになります。
最安値の売買の先では、安く他国に売るよりも国内流通をもっと進めようという動きも強まります。
つまり、世界中で地産地消が進めばめぐりめぐって飢餓も減らせるということですね。
そう!そしてさらに、飢餓が減って教育機会が増えれば、稼ぐ知恵や技術を得ることができるようになり、治安改善や平和にもつながっていくね。
アフリカの話はだいたいわかりました。
でも、日本で食品が余らなくなったら日本の貧困家庭に寄付する食品が少なくなりますね。
そうだね。子ども食堂の運営もますます大変になるかもしれない。
日本国内の経済的に苦しい家庭への支援は、もっと違った仕組みを作っていく必要がありそう。
余談:日本で昆虫食を広めようとする動きへの疑問

「昆虫食が世界の食糧危機を救う」そんなフレーズを見かけることが多くなりました。
世界人口の増加と現在の食糧生産技術、流通のバランス、地球上で生産できる食糧の量を単純計算すると、確かに食糧危機は目前にあります。
ですが、昆虫食に頼らざるを得なくなる未来は本当に来るでしょうか?
日本国内でも、今からその危機に備えての食用昆虫の生産が増えてきました。
でも、ちょっと考えてみてください。 それっておかしくないですか?
日本の農業の課題
日本の農業の課題は様々ありますが、主食である米問題の例を挙げてみましょう。
- 輸入小麦に頼るパン食、麺食が増え、コメが余っている→廃棄米が年々増加。
- 需給バランスの崩れにより、国が米の生産調整をしている→休耕地が年々増加。
- 米を作っても売れない、儲からない→農業の担い手が年々不足。
米が余っているのです。農地も余っているのです。なのに、食用昆虫の生産を進めることに疑問を感じませんか?
昆虫生産に技術と資源を投下するよりもまず、米粉パン、米粉麺の開発を進めるとか、休耕地で小麦を作って国内需要に対応するとか、それこそフードロスを減らすとか、
もっとやるべきことはありますよね?
日本で昆虫食を進めることは、間違いなく日本の食糧問題を悪化させるでしょう。
昆虫生産のニーズ、国際社会における意義、持続可能性は、人間用ではなく家畜用にこそある
日本で昆虫の生産を進める意味があるとすれば、それは人間用ではなく家畜や養殖魚用。
家畜の餌、養殖魚の餌としての昆虫生産であれば、意義があると言えます。
なぜなら、現在高級肉の生産のために使われている飼料の多くが、”人も食べることができる"輸入穀物であるから。
高級肉や高級魚を生産するために外国の穀物をその国の国内流通価格よりも高く買うことは、日本人の贅沢のためにその国の飢餓を進めているようなもの。
日本国内で人間用に昆虫生産を進めることは、過剰輸入の抑制にも米活用推進にも全く寄与しません。デメリットばかりが目立ちます。
飼料としての輸入穀物の栄養価に勝る昆虫由来の飼料の開発が進むことを切に祈ります!
まとめ
日本でフードロスを減らすことは、食品の生産や流通過程での環境負荷軽減だけではなく、
サハラ砂漠以南のアフリカの国々に拡がる飢餓問題の解消につながっています。
飢餓の解消は、教育の機会を広げ、治安改善、平和維持、経済振興、環境保全とさまざまな問題にアプローチするベースとなります。
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